大須はとぽっぽサロンにて説明会

今日は、大須にあるいこいの家「大須はとぽっぽサロン」にてステラ幼児教室を紹介する機会を頂きました。

はとぽっぽサロンを日頃から利用されている5組の親御さんにご参加頂きました。当社スタッフは2名。冒頭に事業所説明をさせていただき、その後、質疑応答の時間にてたくさんの質問を頂きました。

説明時間は1時間くらいを予定していましたが、ステラの療育内容や就学への支援等たくさんの質問を頂き、熱気ムンムンで予定時間を大幅にオーバーしてしまいました。少しでも、私たちの療育内容の良さを感じて頂ければと思っています。

説明会後は、代表石田先生のお言葉に甘えて、麻婆豆腐定食を頂きました。

大須はとぽっぽサロンと同じビルの1階で、就労継続支援A型の事業所を石田先生が運営されており、そこのランチをごちそうになりました。とても優しい味付けで、可愛い箸置きを添えていただき、ほっこりした時間になりました。

食事中、困っている人たちにどうやって支援をつなげていくかについてや指導員の育成などについての話で盛り上がりました。名古屋市に根付いているステラ個別支援塾・幼児教室のネットワークをうまく活用して、あらゆる支援の情報提供ができれば面白いなと感じた時間でした。

地域のため、社会のため、これからもお役立ちになりたいと思っています。

豊田章男会長のスピーチが気づかせてくれたこと

私自身、経営者を志し、なにをやりたかったのか?と問われれば、「良い社会をつくりたい。人の役に立ちたい」とかそういう青臭いことだったと思います。業種としては、何でも良かったのかも知れません。けど、私が経営者を志したとき、目の前には、教育の仕事があり、そして、それにどっぷりはまっていました。

私が創業よりこだわっているのは、考えることを重視することです。子どもに接するときも、安易に答えは与えずに、考える糸口を与えて待つ。スタッフに接するときも、このスタイルは同じです。経営理念の「成長を共にし、豊かな社会をつくる」の"成長"には、こういう想いも込めています。

目先のテストの点数を取るためには、公式やテクニックを教えた方が楽。仕事も、マニュアル覚えて言われたことをやっているだけ方が楽。事業も、サービスをフランチャイズ化して、全てマニュアル化する方が楽なのかも知れません、「もしかしたら、その方が儲かるのでは?」と考えてしまう弱い自分・よこしまな自分もいます。

第40回NPS研究会・総会での、トヨタ自動車豊田章男会長のスピーチを見ました。そこで、豊田会長がこのようなことを言われました。

「人の持つ考える力を尊重する。それは、TPSが教えてくれたこと」

TPSとは、トヨタ生産方式のことで、トヨタ自動車の製造や販売の根幹をなすものです。TPSの根底にあるのは、"たゆまぬ改善を続ける"という姿勢です。この"たゆまぬ改善を続ける"ことが、人に考える力を身につけさせ、考えることを尊重することに繋がっていきます。

答えなどない時代。多様な社会。こんな時代で私たちはどう生きていくのか?私なりの答えは、"悩み続けること"です。

スタッフはみんな仲間、利用者様・お客様にはできる限り寄り添いたい。相手が誰であれ、相手の悩みに耳を傾け、目の前で起きていることををしっかり受け止めて、答えを一緒に探す。もし、答えがすぐに見つからない場合は、一緒に悩み、現状を打開する方法を一緒に模索する。これをやりたいがために・続けたいがために経営者になったのかも知れません。

スピーチにて、豊田章男会長を突き動かしたエネルギーは、苦しみや怒り、葛藤だと感じました。私のエネルギー源も似たようなものだと思います。答えなどない時代に苦しみ、もがきながら、最良の道を慎重に選んでいく。そんな人生を続けていきたいと思わせて頂いたスピーチでした。

豊田章男ファンとしては、今回も最高のスピーチでした。このようなスピーチをどこでも見ることができる時代でよかったなと思いました。皆さんも、ご興味あれば、是非ご視聴ください。

豊田会長講演「“トヨタらしさ”を取り戻す戦いに終わりなし」|トヨタイムズニュース

インクルージョンって、こういうことなんだろうと思う

久々のブログです。ご無沙汰しすぎて、すみません。

昨日は、岐阜まで足を運び、「教育フェアぎふ2024」に参加してきました。コロナ前までは私も主催者側をやっていまして、今も続いています。

昔からなじみの出展者である岐阜聖徳学園付属小中高の先生と歓談させていただきました。色々雑談をしていたところ、自閉傾向がある子どもへの対応についての話となっていきました。

岐阜聖徳学園付属には、毎年数名自閉傾向がある子が入学するそうです。提携の医療機関やエールぎふなどから紹介を頂いたり、口コミで紹介があったりと、かく言う当塾からも数名の生徒がお世話になっています。

基本方針としては、「特別扱いはしない」。平たく言えば、入学試験で合格相当の点数が取れれば入学ができるということです。だから、入学時に親御様から意思表示が苦手な我が子のために用意した意思表示カードを使ってほしいというような依頼も場合によっては断っているそうです。

「私たちは、特別扱いはしません。けど、有意義に学校生活が送れるようなサポートをします」と。

「特別扱いはしないので、自力でなんとかしてください。」ではないのです。学校が外から見て分かりやすい特別扱いはしないながらも、学校生活を楽しく送れるようにあの手この手を尽くす。彼らの様子を見ながら、適度な負荷をかける。そんな丁寧な関わりをしている。特別支援学校のように障害児ばかりを集めているわけではないため、周りの子どもたちからの協力も受けやすい。

意思表示カードを使わないようにした子は、学校の先生方の熱くも温かい指導により自らの言葉で意思を表示することが少しずつうまくなり、やさしい友だちに恵まれ、興味のある科学イベントに友達と一緒に参加するなど経験を積んでいったそうです。その結果、小学生のうちに言葉で自分の気持ちを伝える技術を身につけ、そして、科学への興味を更に開花させて、M高校に進学して、さらには、飛び級制度を活用して国公立大学に飛び級で入学したそうです。

最近の文科省の調査報告によると、特別な支援が必要な子どもの割合は、小学生で8.8%。確かに、35人や40人学級で担任の先生が1人奮闘してその子たちの面倒を全て見るのは大変だと思います。でも、周りの児童生徒の力も借りて学校一丸で対応すれば、特別な支援が必要だと思われていた子どもは、自分で生きる方法を見いだすと共に、この世の中には頼っていい人たちがこんなにたくさんいるんだと気づけるんだと思いました。

制度を設計するためには、「生徒○人に対して、先生を1人配置する」というような分かりやすい指標が必要です。しかしながら、そんな指標があるから柔軟な制度を作ることができなくなるのも事実です。

決して数字では表現できない何かが子どもたち一人ひとりの生きやすさや成長しやすさに繋がっている。

インクルージョンってこういうことなんだろうな、そんなことに気づかされた良き歓談時間でした。私たちも多くの子どもたちにそんな環境を提供できる塾・幼児教室でありたいと改めて思いました。

求めるな。世界は、喜びと感動で溢れている。

僕の甥っ子は経済学部に通っている。今大学2年生だ。昔から歴史が好きな子だったので、経済で歴史を読み解く本を贈ってあげた。自分の好きな歴史も関係しているので、興味深く読んでくれているようだ。

それを足がかりとして、今度は、NISA投資を勧めてみた。いつもバイトに勤しんでいる彼だ。お金が嫌いなわけがない。投資は自己責任だから失敗するかもだけど、若いときの失敗なんてたかが知れているのだから、派手に動いて、派手に転けてもいい。

多分、そういった活動に興味がある学生も近くにいるだろう。そういう学生達とどんどん交われば良い。そんな活動をしていけば、どんどんどんどん世界が広がっていく。いろんな出会いがあって、いろんな関わりがあって、人をつくっていく。

人は、自分に何が無いかを知り、それを埋めようとしがちだけども、本当は、あなたがいるその世界は、驚きと感動に溢れているんだ。

一見自分に役立たなさそうなものでも拾い上げてみて、愛でてみる。無駄であることが多いけど、意味があることもある。そんな出会いを続けているうちに、志は芽生えてくるし、自分が世の中に存在している意味も知る。

appleの創業者スティーブ・ジョブスは、スタンフォード大学の卒業式演説で、"Connecting Dots."と言った。彼が、ただ単に興味を持って参加しただけのカリグラフィーの授業。彼は、その授業に何の役に立つのかなんて考えずに参加した。しかし、この経験は、macのフォントの美しさにつながっていった。何気ない経験が、後々に大いに活かされた。

「夢・目標を持て」と世の中の大人は子どもを焚きつける。そして、それが持てない子たちは不安に思う。僕は、そんなものがなくても、この世界は十分に面白いと思う。もちろん、"夢・目標"はあるに越したことはないけど、それよりも大切なことがあることを伝えていきたい。

何をして自分がうれしいと思うのか、それを軸にして動き回れば、いつか"人生の目的みたいなもの"には出会う。それと出会ったとき、「あー、僕が欲しかったものは、こんなに身近にあったんだ」と気づくものだ。その時、何のために生まれたのかが分かる。ないものをねだっていては、永遠に満たされない。あるものに気づく。これは、大切なマインドセットと思う。

求めるな。この世の中は生きるに値する。世界は、喜びと感動で溢れている。

未来は明るいと信じ、ありのままの自分を肯定しよう

papamoスクールと言う事業がある。2018年に創業された教育系スタートアップ、ベンチャーキャピタルより資金調達も行っている。今はオンラインこども運動教室に軸足を移し、日本の子どもたちは自己肯定感が低いことや将来の夢を持っていないことを指摘して、そこを変えられるのだと事業の意義をアピールしていた。

【フロント】【へやすぽ】オンラインこども運動教室

確かに自己肯定感や将来の夢は大切なんだけど、少し手段が違う気がしてる。これらを直接的に操作しようとするのは、なんだか違う。大切なのは、そこに至るまでの道程なのだと思う。

私たち人間は、色んな人との関わりや色んなことへの挑戦を経験していく中で、色んなこととの折り合いをつけることになる。嫌な人とも出会うし、どんだけ頑張ってもできないこともある。でも、大切なのは、それでも前を向くことだ。前を向くためには、その時々を支えてくれるものが必要で、それは別に夢でもなければ目標でもない。自分の目の前にある現実をどう捉えるかだと思う。うまく行かずに腐ってしまうこともあるし、うまく行って調子に乗ることもある。そんな時に、しっかりと寄り添い・支えてくれる人がいれば、前を向ける。

先日映画館で「ラーゲリより愛を込めて」を見た。その主題は、「希望」だった。希望をみんなが持てるようにと、主人公はみんなに未来は明るいと説き、ありのまま自分を肯定しようとみんなを鼓舞した。

私自身、目の前にいる子どもや保護者、スタッフなど小さな範囲しか影響は与えられないけども、事業を通して、そういった大切なことが少しでも伝わったらなと思う。私は伝えるのが下手なので、なかなかうまくはいかないけど、自分の能力範囲で精一杯にやろうとは思う。

そういえば、「幸せの定義を、"自分で選択し、自分で決定できること"」としている会社がある。自分で決定できるだけじゃ不十分なのかもしれない。その決定が自分自身の未来を明るくするものである必要がある。事業には勢いも必要だが、勢いだけじゃなくて、やるからには挑戦してよかったと思えるものを選択する用意周到さが必要なんだ。

3月になりました!24年度新卒者向け会社説明会がスタートします

3月になりました。春は、出会いと別れの季節ですね。

塾でも幼児教室でも卒業を迎える子どもたちが大勢います。受験が終わった子どもたちは一息ついていますし、高校入試はこれからが本番、幼児たちは、小学校就学に向けて、自身の課題に取り組んでいます。

別れは寂しい気持ちになります。数年間、長い子どもだと5年以上関わってきた子もいるので、その過程を思い出すとうるうるします。

4月になると出会いの季節です。子どもたちも新しい場所で活躍することになりますし、私たちもたくさんの新しいスタッフを迎えることになります。

4月1日に、7名の新しいスタッフを迎える予定です。新卒の方や中途入社の方、非常勤講師から正社員に変わってくれる方。準備はこれからですが、入社の時に色々お話ができることを今から楽しみにしています。

24年度新卒者向けの会社説明会も参加者受け付けています。初回は3月24日(金) 9:00を予定しています。これから更に重要度が増してくる教育や福祉の領域に興味がある方、是非、ご参加ください。誠心誠意、情熱を持って、事業にかける想いや会社の理念についてお伝えできればと思っています。日程については、24年度新卒会社説明会の予定をご確認ください。

説明会参加ご希望の方は、以下リンク先の問い合わせフォームよりお申し込みください。お待ちしています。
会社説明会問合せフォーム

私が大切にしている言葉「放つ、待つ、育つ」

新年明けましておめでとうございます。去年あったエピソードをご紹介します。

先日、家庭教師の教え子と先日6年越しで再会しました。大学卒業・就職が決まり、その報告とあいさつをしに来てくれました。

彼が中学生の時から高校を卒業するまで私が彼の家庭教師をしていました。中学の時は、勉強は不得意ながらもなんとか取り組んでまあまあの高校に進学しました。しかし、高校に入るとなかなか勉強にうまく取り組めなくなっていきました。学校でも事件を起こし、家庭でも軽い家出などをして周囲を困らせていました。僕の目の前でも、親子げんかを何度か目撃しました。それでも、週1回の僕の授業時間はほぼ欠かさず、家にいてくれました。

何か目標を持った勉強をさせたいと思い、英検対策にも取り組んだことがありました。週1回の授業だと埒があかないので、「毎朝6時に家庭に行って横にいてやるから、朝起きて勉強しよう」と提案して、英検の勉強をさせました。僕は、彼のとなりで自分の仕事をしながら、彼の勉強を見守り、たまに質問に答えました。そんな努力の甲斐もあって、英検には合格することができました。でも、勉強に本腰を入れる感じには全然ならなりませんでした。

定期テストごとにのらりくらりとテスト対策をして、点数を取りという勉強内容でした。あまりにも身が入らないので、偉人たちの名言などを引用して、時に、その名言をまとめたプリントを作って与えたりしていましたが、糠に釘。なかなか伝わっている感じはありませんでした。

大学には進学せずに、就職をするのかなと思っていたら、大学に行くと彼が言いました。志望大学は北陸にある理系私大。テレビCMでもちょいちょい見かける大学。その大学を調べてみると、面倒見が良いとも書いてあったので、「理系の大学は大変だよ」と告げながら、大学入試対策をしました。

入試対策と言っても、自己推薦入試の論文(作文)の添削。何度か夢や目標について一緒に考えたり、高校生活を振り返ったりしながら文章を仕上げていきました。ほぼ全入状態だったのか、サクッと合格が決まりました。

大学に進学してからしばらくは、数学の講義で出されるベクトルの問題の質問がLINEで届いたので、それに答えてあげたりしていましたが、しばらくするとそれも無くなりました。彼の大学生活は、SNSなどで垣間見れていました。趣味のゲームや同人会などに参加してました。また、友人関係でトラブルを起こしたり、単位が取れず留年が決まったりしている様子を見ていました。たまにLINEで声を掛けてみても、既読スルーされていました。

大学で留年して、結局、退学した子を何人か知っていたので、この子もその道を歩むのかなぁと残念に思っていました。だが、この子は違っていました。2度の留年が確定したとき、大学を辞めようとも考えていたそうです。そんな想いも胸にしながら、帰郷して自分の部屋の片付けをしていたら、とあるプリントがでてきたそうです。

「人生において、絶対に成功しない条件」と書かれたプリントには、こう書かれていました。

1.言われたことしかしない人
2.楽をして仕事をしようとする - そういうことが可能だと思っている人
3.続かないという性格を直さない人
4.直ぐに不貞腐れる人

これを手に取って、読み直した時に、自分が全てに当てはまり、特に4が今の自分だと感じたそうです。自分はこのままで良いのか?いや、良くない。どうしたら今のような状態を抜け出せる?すごく考え、結論は、「高校の数学から勉強し直す」ことでした。

この紙を、一人暮らし先の冷蔵庫に貼り付けて、高校数学のやり直しをスタートしました。恥も外聞も捨てて、2個下の妹に勉強を教えてもらいました。

6年越しに会った彼は大きく成長していました。

当時の自分を、本当にクソ人間だったと振り返り、取り組んだ努力の大変さを語ってくれました。大学では化学の研究をして、就活も粘り強く取り組んで化学関連の大手企業に就職が決まりました。

彼が進学した大学はとても面倒見の良い大学で、彼の勉強のやり直しにも快く手を貸してくれたそうです。大学の教授も良い人が多く、いろんな相談に乗ってくれたそうです。

僕自身、こんなに大きく成長した彼を見れて本当に嬉しかったです。再会の時、大いに食べて、大いに飲みました。苦労した経験も、笑い話として話すことができました。これも彼が苦難の乗り越えたからこそできたことです。教育の成果はどこで得られるか分からないとよく言うけれど、本当にその通りだと思いました。

何がどこで影響を与えるかは分からないです。ただ言えることは、目の前の子ども一人ひとりに対して真剣に向き合うことが、活路となりうるということ。前出のプリントは僕が渡したものだったそうです。僕はその事実を覚えていませんでしたが、彼は覚えていました。

「放つ、待つ、育つ」は僕が仕事をしていく上で大切にしている言葉の一つ。

放つ・・・考えるきっかけを与え、解き放つ。
待つ・・・相手を信じる。信じ抜く。
育つ・・・文字通り育つ。

僕自身、これがどこまで体現できているかなんて分からないです。僕も含めて、みんなもがいています。心の底では、よりよくなりたいと思っています。そこを信じ抜きたいと僕は思いました。

代表取締役 古賀 浩嗣


((冷蔵庫に貼られたプリント))

言語聴覚士・作業療法士の方も活躍できる職場です

ステラ幼児教室では、たくさんの経験をお持ちのスタッフに勤務頂いています。保育士や児童指導員を持つスタッフはもちろん、リハ職と呼ばれる言語聴覚士(ST)・作業療法士(OT)の資格を持つスタッフも複数在籍頂いています。

ステラ幼児教室全校舎スタッフでの構成比は、児童指導員が一番多くて約50%、保育士が約40%、リハ職(言語聴覚士・作業療法士)が約10%です。児童発達支援でも放課後等デイサービスでもリハ職による専門的支援への要望が高くなってきています。そんな中、ステラ幼児教室は他事業所と比べてもリハ職をお持ちのスタッフに勤務頂いている事業所です。

利用者様のご相談として多いのは、言語発達に関してです。言葉が増えない、言葉が出ないというご相談があると、言語聴覚士の方の出番です。医学的な知識もあるので、事業所として、その存在は本当に助かっています。

また、手先の不器用さについてのご相談も多いです。このような場面では、作業療法士の方の出番です。手先が不器用である理由を、目先の事実だけで捉えるのではなく、子どもの体の成長もふまえて考えることができるので、より具体的で正確な支援計画を立てることができます。

ステラ幼児教室は、発達障害をもつ未就学児専門の児童発達支援事業所です。この分野に興味がある方には本当によい環境だと思います。また、ABAをはじめとした授業スキルを身につけることもできますし、保育士や児童指導員の資格を持った方が大勢いますので、子どもとの関わり方のコツなどを教えてもらったり、見てマネしたりすることもできる環境です。

ステラ幼児教室では、言語聴覚士・作業療法士の方も活躍できる環境がありますので、ご興味を持ちの方は是非お問い合わせをお願いいたします。

児童発達支援管理責任者になるためには5年の職務経験と基礎研修修了が必要です!

児童発達支援管理責任者になるためには、大雑把に言うと

・5年の職務経験
・サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)の修了

の2つが必要になります。
数年前まではみなし制度があり、基礎研修未修了の方でも職務経験を満たしていれば児童発達支援管理責任者(児発管)になることができましたが、今はみなし制度は廃止されているため、基礎研修修了も必須要件となります。

1. 5年の職務経験について

以下URLのPDFファイル「児童発達支援管理責任者の資格要件に係る実務経験について」を参照ください。

https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/docs/2018050400020/files/jitsumukeiken_jihatsukan.pdf

まず、相談支援業務の場合は5年、直接支援業務の場合は10年の職務経験が必要と記載されています。しかしながら、直接支援業務でも以下資格を所持している場合は職務経験は5年でOKです。

・社会福祉主事任用資格
・訪問介護員2級以上に相当する研修を修了
・保育士
・児童指導員任用資格
・精神障害者社会復帰施設指導員任用資格

この中で、児童指導員任用資格は、高卒以上で児童福祉施設に2年以上勤務経験があると取得可能なので、障害児を含む児童生徒の施設であれば5年の経験で職務経験を満たすことになります。

つづいて、どのような施設での経験が職務経験としてカウントされるかについてです。ざっくり言うと、

「福祉施設で5年以上の職務経験があり、そのうち3年以上は障害者児・児童生徒関連施設であること」

が必要です。ステラ幼児教室のような児童発達支援事業所や放課後等デイサービスでの勤務経験はもちろん含まれますし、保育園での勤務経験、幼稚園・小中高校・特別支援学校等での教員経験、病院でのリハビリテーション職(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士)や看護師での勤務経験も含まれます。一般的には、これらの施設で5年以上の勤務経験があれば児発管の職務経験要件を満たします。

2. サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)の修了について

こちらは、各都道府県が開催している研修です。基本的には、各都道府県にて年1回行われていて、5月か6月くらいに参加者を募集して、10月から12月くらいに実施されることが多いです。東京都や大阪府だと年に数回実施されています。

この研修では、相談支援業務やサビ管・児発管としての職務内容を講義で学び、演習研修でアセスメントやモニタリングの方法などの実務を学びます。

この研修に参加するためには、所属している事業所の推薦が必要になります。そのため、職務経験を満たしている方は、是非、所属している事業所に研修受講の希望を申し出ることをオススメします。キャリアアップにつながります。

尚、児童発達支援管理責任者の研修は、令和1年度より基礎研修と実践研修の2本立ての研修となりました。現在は、移行期間のため基礎研修のみでも児発管になれますが、移行期間終了後(令和4年度以降)は実践研修まで修了しないと児発管になれないようになります。

ステラ幼児教室の児童発達支援管理責任者は○○をしない

児童発達支援管理責任者は、子どもたちの個別支援計画を書き、そして、その計画を運用管理していく事業所の要の仕事を担っています。

ステラ幼児教室の場合、各役職の役割分担を明確にしているため、児童発達支援管理責任者は基本子どもに直接授業をすることは行いません。授業自体は、指導員にお任せしています。児童発達支援管理責任者は、子どもの個別支援計画の作成や保護者支援をメイン業務として努めます。

また、ステラ幼児教室では、送迎や食事提供などの仕事もないので、他の放課後等デイサービスや児童発達支援事業所と比べて、さらに本来業務に集中して行うことができます。
あれもやって、これもやって、、、という環境だと、なかなか専門性を発揮することはできません。いわゆる雑用をしていたとしても、時間は無為に過ぎていき、仕事をした気持ちになれます。でも、これでは、なかなか成長実感は得らず、成長意欲の高い方だと悶々とした時間を過ごすことになります。

私たちは、「成長を共にし、豊かな社会をつくる」を経営理念に掲げて、仕事をしています。最も大切にしたいのは、「成長」です。この成長には、子どもや親御様の成長などの利用者様の成長の他に、自分の成長も含んでいます。

児童発達支援管理責任者として、

「自分の専門性をもっともっと高めたい、そして、もっともっと子どもの成長に寄与したい」

という思いを持った方と一緒に仕事がしたいと思っています。今は未熟でも構いません。ただ、雑用に追われて、無為に時間を過ごすのではなく、成長を実感しながら仕事をしたいと思っている方とたくさん出会えればともっともっとよい会社になれると思っています。

タイトルの"○○"に当てはまる言葉を入れるならば、直接授業、送迎、食事提供などの言葉が入ります。

発達心理学、アタッチメント、ディスレクシア、ワーキングメモリなどをテーマに講師研修をしています

ステラでは、勤務頂いている非常勤の指導員さん向けに講師研修を行っています。

内容は、
・行動形成
・発達心理学
・アタッチメント
・ディスレクシア
・ワーキングメモリ
などをテーマにして、ステラでの指導実例などもふまえながら、分かりやすく伝えています。

先日12月13日にも講師研修を開催しました。通常は、会場にみんなに集まって頂いて実施しているのですが、今回は、新型コロナウィルス感染症が拡大しているためオンラインで開催しました。

オンラインだと、主催者側としては、「集中力が続かなかったらどうしよう」とか「伝わらなかったらどうしよう」とか不安を抱いてしまうものです。でも、始まるとその不安はすぐ吹っ飛びました。zoomの画面には、先生方の真剣なまなざし。みんなが集中していて、より多くのことを学び取りたいという想いが伝わってきました。

アンケートにて参加者の感想も集めました。「むしろオンラインの方がよい!」というような好評価もたくさんあって、嬉しい限りでした。

その翌日には、教室にて、研修で学んだことを先生同士で共有したり、質問をし合ったりして盛り上がっていたそうです。子どもたちの療育に対する会話で教室が満たされるのは、本当に嬉しい出来事です。

ステラには、保育士・児童指導員・言語聴覚士・作業療法士など様々なバックグラウンドを持つ方の協力を頂いています。ステラには、そんなみんなの「子どもたちの未来のため」「子どもたちの幸せのため」という想いがたくさん集まっています。「勉強したい、学びたい、そして、役に立ちたい」。こういった想いをもっともっと結集させて、社会貢献をしていきたいと改めて思いました。

今後も、オンラインもうまく取り入れながら、講師研修を実施していきます。自分たちで言うのもなんですが、本当に内容の濃い講師研修です。是非、真剣に療育に関わりたいと思っている方は、是非お声がけください。

学童保育の経験は、児童発達支援管理責任者の実務経験に含むことができますか?

児童発達支援管理責任者になるためには、以下2つの要素が必要です。

・児童発達支援管理責任者の研修を修了していること
・有資格者で5年の児童・障害福祉分野での実務経験があること

児童発達支援管理責任者の研修は、去年2019年度に大幅な改正があり、基礎研修と実践研修の2つに分かれました。基礎研修+3年の実務経験で、見習い児童発達支援管理責任者になることができるようになりました。

また、移行措置が設けられていてしばらくの間は、基礎研修+5年の実務経験で児発管になることができます。

では、本題です。

「学童保育の経験は、児童発達支援管理責任者の実務経験に含むことができますか?」

実務経験にどのような施設での経験が含まれるかについては、以下一覧の通りです。


ウェルネットなごやより

この中に、"学童保育"は見当たりませんが、学童保育での経験は実務経験に含むことができます。市の福祉課に確認したところ、「学童保育は、留守家庭児童健全育成事業(放課後児童健全育成事業)にあたりこの事業での経験は児童発達支援管理責任者の実務経験に含まれる」とのことでした。

尚、学童保育の中には、自治体からこの留守家庭児童健全育成事業(放課後児童健全育成事業)の認定を受けずに運営しているところもあります。その学童保育での経験は児童発達支援管理責任者の実務経験に含むことができませんのでご注意ください。