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2026.01.29
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きょうだい児を支える活動は、当事者たちの共感や安心感を生む

きょうだい児とは重い障害を持つ兄弟姉妹がいる子どものこと

きょうだい児。重い障害を持つ兄弟姉妹がいる子どものことを"きょうだい児"と呼ぶことがある。自分の家族を他の家族と比べてしまい、兄弟姉妹のことを周りに話しづらいという悩みを持つことが多い。

そんなきょうだい児どうしで話せる場所作りをしようする活動に取り組んでいる前田友晴さんのニュースをNHKおはようにっぽんで放送していた。

「きょうだいの会」を主催する前田友晴さん(つなぎのね)

前田さんは、小さい頃、自分が健常で生まれてきたことを申し訳なく思い勝手に苦しんだ時期もあった。でも、今は、「今の家族に産まれてきて良かった。兄がいなければ自分の人格は形成されなかった」とも言う。

兄の通う就労支援事業所にて調理ボランティアなどをした。そこで、同じ境遇のきょうだい児と会話をすることで、気持ちや考え方の整理もできてきたのだろう。今を前向きに捉えて、色んな活動をしている姿がまぶしい。

人は、共感を求める。でも、多くの場合、小中学校では、同じ悩みを持つ友だちにはなかなか出会えない。だから、自分一人で抱えるほかなく、共感しあえる場所が見つからない。

そんな経験をふまえて、前田さんは、今、「きょうだいの会」という会を主催して、きょうだい児同士で、色んなことを話し合える場所を作っている。

「きょうだいの会」は心を許せる空間

「きょうだいの会」では、自身の兄弟姉妹の様子や想い、悩みを共有していた。

「よくもわるくも家の中は兄中心。そんな中で、自分が家を出て行っていいのか?」と悩むきょうだい児に対して、他のきょうだい児の方(40代)が共感した上で、「自分の人生も大事にしてほしい。寄り添いすぎるといっぱいいっぱいになるよね。」と添えた。

一人で抱えずに誰かに話すことで気持ちが整理できたり、新しい気づきが生まれたりする。また、何かを話さなくても、同じ境遇の人がいるという実感は、孤独感を和らげて、安心感を生む。

ステラでも共感や安心、勇気づけができる活動を応援していきたい

先日、ステラの卒業生の子の親御様が、親の会の立ち上げたという知らせをしてくれた。こういう活動を、私たち事業所は直接行うことはなかなか難しいので、外側から応援していきたいと思う。

名古屋KIKUTAを運営していても感じることだが、やっぱり同じ境遇の仲間(KIKUTAの場合は読み書き障害)がいると思えることは、何にも代えがたい勇気を与える。子ども自身もそう、親だってそう。こういう勇気を生むことにもつながる活動を続けていきたいと思う。

前田友晴さんのnote

https://note.com/serene_godwit542

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