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2025.01.26
  • 仕事

グランメゾン東京に学ぶ、”不快”を提供する方法

グランメゾン東京 第8話。

主人公シェフがかつて修行していた洋食屋さんのオーナーシェフがグランメゾン東京に訪れ、お客様の好みや健康状態に合わせ、お客様を見て料理をしろよと伝える内容。そのことの大切さは、シェフのみでなく、ホールスタッフにも伝えられる。

このドラマを見ながら、田中美知太郎の言葉を思い出す。

何も分らない子供を相手に、食物や飲物をすすめる競争をするとなれば、医者は料理人の敵ではないであらう。

この言葉との出会いは、8年くらい前、ステラ幼児教室が3校舎できたばかりの頃、現教務主任が会議の時に配付した資料だった。その当時、そのスタッフから見て、僕は恐らくこの"料理人"のように映っていたんだと思う。

「"快"だけを与えるのは、私たちの仕事ではない」

と。

僕たちの仕事は、子どもたちの将来未来を考えたときに、時に子どもに不快を与えることもある、そんな仕事。"それを忘れて仕事をしてはいけないよ"と、この資料は僕を諭してくれた。

そして、このドラマが教えてくれたもう一つのこと。それは、

子ども一人ひとりに合わせて、具材を小さくしたり、好みの味に合わせたりという工夫も忘れてはダメだよ

ということ。

料理人もまた、いろんな思いをその皿に載せて、お客様に食事を提供している。そして、その思いがよりよく伝わるように、お客様一人ひとりに合わせて料理を提供している。


(自戒の念も込めて、僕はこの時配布してもらったこの資料を今も大事に持ち歩いている。)

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