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2020.12.20
  • 仕事

児童発達支援管理責任者になるためには5年の職務経験と基礎研修修了が必要です!

児童発達支援管理責任者になるためには、大雑把に言うと

・5年の職務経験
・サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)の修了

の2つが必要になります。
数年前まではみなし制度があり、基礎研修未修了の方でも職務経験を満たしていれば児童発達支援管理責任者(児発管)になることができましたが、今はみなし制度は廃止されているため、基礎研修修了も必須要件となります。

1. 5年の職務経験について

以下URLのPDFファイル「児童発達支援管理責任者の資格要件に係る実務経験について」を参照ください。

https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/docs/2018050400020/files/jitsumukeiken_jihatsukan.pdf

まず、相談支援業務の場合は5年、直接支援業務の場合は10年の職務経験が必要と記載されています。しかしながら、直接支援業務でも以下資格を所持している場合は職務経験は5年でOKです。

・社会福祉主事任用資格
・訪問介護員2級以上に相当する研修を修了
・保育士
・児童指導員任用資格
・精神障害者社会復帰施設指導員任用資格

この中で、児童指導員任用資格は、高卒以上で児童福祉施設に2年以上勤務経験があると取得可能なので、障害児を含む児童生徒の施設であれば5年の経験で職務経験を満たすことになります。

つづいて、どのような施設での経験が職務経験としてカウントされるかについてです。ざっくり言うと、

「福祉施設で5年以上の職務経験があり、そのうち3年以上は障害者児・児童生徒関連施設であること」

が必要です。ステラ幼児教室のような児童発達支援事業所や放課後等デイサービスでの勤務経験はもちろん含まれますし、保育園での勤務経験、幼稚園・小中高校・特別支援学校等での教員経験、病院でのリハビリテーション職(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士)や看護師での勤務経験も含まれます。一般的には、これらの施設で5年以上の勤務経験があれば児発管の職務経験要件を満たします。

2. サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者研修(基礎研修)の修了について

こちらは、各都道府県が開催している研修です。基本的には、各都道府県にて年1回行われていて、5月か6月くらいに参加者を募集して、10月から12月くらいに実施されることが多いです。東京都や大阪府だと年に数回実施されています。

この研修では、相談支援業務やサビ管・児発管としての職務内容を講義で学び、演習研修でアセスメントやモニタリングの方法などの実務を学びます。

この研修に参加するためには、所属している事業所の推薦が必要になります。そのため、職務経験を満たしている方は、是非、所属している事業所に研修受講の希望を申し出ることをオススメします。キャリアアップにつながります。

尚、児童発達支援管理責任者の研修は、令和1年度より基礎研修と実践研修の2本立ての研修となりました。現在は、移行期間のため基礎研修のみでも児発管になれますが、移行期間終了後(令和4年度以降)は実践研修まで修了しないと児発管になれないようになります。

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